楽しみにしていた皆様、申し訳ございません。
そして、久々の投稿で、10月8日、9日に札幌で行われた第40回死の臨床研究会のご報告です。
当院からもスタッフが参加しました。
会場の札幌コンベンションセンター。
広々とした会場に全国から3600名の医療者、市民などが参加しました。
この会は1977年に設立された研究会で、日本の緩和ケアの領域では最も古くからある研究会。
「死」という言葉が医療者の研究会に着くことに違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、
この会の目的は「患者や家族に対する真の援助の道を全人的立場より研究していくこと」とあります。
やや地味ですが、決して、暗い研究会ではありません。
参加者がみんな優しくて、温かさが感じられる研究会です。
全人的立場というのは、全人的苦痛(身体的、精神的、社会的、スピリチュアル)をとらえ、援助していくということです。
様々な苦痛を、深く深く考えていくんです。
さて、今回、当院からは嘉藤ホスピス長と松尾が座長を、黒澤みき子ホスピス看護師がポスター発表を行いました。
黒澤看護師の「ホスピスにおける遺族ケアの評価と課題」のポスター発表。
当院での年1回の遺族会と月1回の遺族友の会の参加者アンケート調査について報告しました。
そして、実は来年の第41回 死の臨床研究会は、2017年10月7日、8日に秋田市で行われます。
大会長は当院の嘉藤茂ホスピス長と市立秋田総合病院看護師の石川千夏さんです。
今回は、そのPRも行ってきました。
両大会長が登壇し、来年の秋田大会のご案内。
懇親会では、PRビデオに合わせて、秋田からの参加者、東北の参加者30名が登壇し、秋田県民歌を大熱唱し、秋田をアピールしてきました。皆様、ご協力ありがとうございました。
閉会式で、札幌大会の前野宏先生、門脇睦子さんの両大会長から、秋田大会に向けての寄せ書きをいただきました。
札幌大会の皆様の思いやりに心が温まりました。
これから1年、準備に大忙しですが、コツコツと皆様に来てよかったと言っていただけるような大会を目指して頑張ってまいります。
来年の死の臨床研究会 秋田大会にぜひ、ご参加ください!!